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3. 小・中規模燃焼試験
平成6年度から3ケ年に亘って各種ムース化油の燃焼試験を実施してきた。燃焼試験は、磁性皿、直径36cm容器、1m角容器(小規模試験)及び3.5m角仮設水槽(中規模試験)等で行った。(表紙見返し写真参照)
磁性皿及び36cm容器での燃焼試験は、主に予備燃焼試験として燃焼状況等を定性的に観察するために行い、その良好なケースについて1m角容器を用いて定量的な燃焼試験を行った。
定量の燃焼試験用に1m角の大きさの容器を用いた理由は、容器内の全面燃焼における油の燃焼速度が、1m以上では乱流炎領域でほぼ一定速度になることによる。
(図−2.2.3参照)
3ケ年に亘って実施した1m角容器及び3.5m角仮設水槽における主な試験ケースを表−10に示す。
(1)処理薬剤の散布方法
ムース化油面に処理薬剤を散布する方式としては
A 棒状の液流により散布する方式(以後、棒状散布方式と称する。)
B 噴霧散布方式
の2種が考えられる。
前者の棒状散布方式は、ムース化油面に処理薬剤を棒状に液流させて散布するため、添加幅は狭く斑模様となり均一な分布となり難い欠点がある。
一方、後者の噴霧散布方式は、処理薬剤をノズルを通して霧状にして散布するため散布幅が広くムース化油面にほぼ均一に散布できる利点がある。
この両方式によるムース化油への処理薬剤の浸透状況を見ると、棒状散布は上述したように斑模様のためムース化油全面から浸透することがなく、粘度の高い部分と粘度の低い部分とに分かれていることが認められた。
噴霧散布は粒子がムース化油面に接触すると痘痕状に凸凹が現れ、表面のチョコレート色が黒色に変化することが観察され浸透性が良好であることが分かった。
この霧状の粒径の大きさは、実用化の際に更に検討を要することになるが、現在、流出油処理剤を散布する時の粒径は300μm〜1000μmの大きさで散布
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